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BIMのライブラリとは?

BIMモデルの作成はBIMオブジェクトレゴブロックを積み上げるようにして作られていきます。

BIM オブジェクトの保存先をライブラリと呼びます。

このライブラリ大きく分けて自身で作成する方法と、公開サイトでダウンロードする方法があります。

ライブラリをきちんと整備しているかがプロジェクト効率化に大きく寄与することは言うまでもありません

今回はライブラリについて深掘りしていきます

ライブラリのイメージ図

BIM 遂行において

ライブラリーの立ち位置イメージは以下の通りです(下手くそですみません。。外で書いてブレブレになってしまいました)

BIM のパーツの蓄積の属人化が進んでしまうので、

なるべく多くの人で共通のライブラリを共有して使用することがおすすめです。

プロジェクト、会社や国レベルといった形で多くの人が使用できるライブラリがベストです

公開サイトのライブラリ

こちら公開ライブラリの一例です。

登録すればだれでもダウンロードできる夢のようなサイトです。

以下は、BIM(Building Information Modeling)のライブラリやリソースを提供するいくつかのサイトのリストです。

  1. BIMobject:https://www.bimobject.com/
  2. RevitCity:https://www.revitcity.com/
  3. BIMsmith:https://www.bimsmith.com/
  4. ArchiCAD-Talk:https://archicad-talk.graphisoft.com/
  5. National BIM Library(イギリス):https://www.nationalbimlibrary.com/
  6. BIM&CO:https://www.bimandco.com/
  7. Autodesk Seek(オートデスク):https://seek.autodesk.com/
  8. Polantis:https://www.polantis.com/
  9. CADdetails:https://www.caddetails.com/
  10. Modlar:https://www.modlar.com/
  11.  BIM Object:https://www.bimobject.com/ja
  12.  Arch-LOG:https://www.arch-log.com/ja/?

これらのサイトには、建築製品の3Dモデル、2D描画、BIMファミリー、CADブロック、建設関連のニュースやトレンドなどが含まれています。

ただし、いくつかのサイトには特定のBIMツールに焦点が当てられているため、使用するツールに合わせて選択する必要があります。

BIM Smithの一例

WEBサイトのbimライブラリは無償のケースが多いです。

ただ残念なのが公開されているコンポーネント、プロパティが整備されていないケースが多いです。

なのでダウンロード後、再整備が必要なケースが多いです。

ライブラリは国家機関が関与しているケースや、建材メーカー、ソフトウェアベンダが公開しているケースなど様々あります。それぞれの関わる主体によりパラメータの整備され具合が異なります。イギリスのNBSの場合はShared Parameterも含めた状態でBIM オブジェクトが整備されています。

自身で作るライブラリ

自社でライブラリを作成し運用する方法もあります。

MICHI MACHI

公開サイトはベンダーのデータが多く登録されていて魅力的なのですが、パラメータが整備されていないケースが多く再整備の手間がかかってしまうので、結局自社でライブラリを作ってしまっています。

よくBIM遂行で問題になるのがBIMオブジェクトの蓄積が属人的になってしまう場合が多発。。。

そこで自社で作成する際におすすめなのがクラウドライブラリです。

クラウドライブラリ市販のものだとこのようなものがあります

 UNIFI

 KIWI

    AVAIL

AVAILの一例

まとめ

BIM(建築情報モデリング)オブジェクトライブラリは、企業、国、建築業界の生産性に非常に重要な役割を果たしています。

  1. 生産性の向上:BIMオブジェクトライブラリは、事前に準備しておくことで設計や建設のプロセスを迅速かつ正確に行うことができるため、生産性を向上させます。BIMオブジェクトは、建設に必要な部品や材料、機器、家具などの詳細な情報を含んでおり、これにより、建設のプロセスを迅速化し、エラーを減らすことができます。
  2. コラボレーションの向上:BIMオブジェクトライブラリは、設計者、建設者、エンジニア、施工者など、異なる分野の専門家が協力して建設プロジェクトを進めることができるようにします。全員が同じデータベースを使用するため、情報の整合性が保たれ、コミュニケーションがスムーズになります。
  3. 情報の正確性:BIMオブジェクトライブラリは、建設プロジェクトに必要な詳細な情報を提供するため、設計者や建設者が正確な情報を持っていることを保証します。これにより、施工中に問題が発生する可能性が低くなり、建物の品質が向上します。
  4. コスト削減:BIMオブジェクトライブラリを使用することで、建設プロジェクトに必要な部品や材料の情報を正確に把握することができます。これにより、部品や材料の選択がより効率的になり、コストを削減することができます。

以上の理由から、BIMオブジェクトライブラリをきちんと整備しておくことは非常に重要になります

本日の3つのポイント
  1. BIM のライブラリはBIM パーツの保管所

2. 個人でライブラリを保有するのではなく多くの人とBIM ライブラリを共有することが効率化の秘訣

 3.クラウドソフトを活用することで多くの人とBIM オブジェクトを共有できる

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